勝ち上がることの難しさ。突きつけられる"引退"の二文字
一口馬主をしている方々にとって、この8月はいつもと同じように競馬を楽しめているでしょうか?
特に未勝利の馬に出資している方はどうなんでしょう?
私は非情な現実を前にして、なかなか気持ちを切り替えられずにいます。
ご存知のように、この時期の3歳未勝利戦は言わば生き残りを抜けた最終決戦です。ラストチャンスに賭けたい馬が数多くいるため、与えられた僅かなチャンスをしっかりと結果に繋げなければいけません。
先週は6頭の未勝利馬が出走して、1着はなし、5着が2頭、残りの馬は目を覆いたくなるような結果でした。
1歳の頃からずっと見守ってきた馬がこうして引退を迫られるというのは、これがどうしようもない事だと分かっていても本当に悲しいです。
"こんなはずではなかった"
"この馬は本当はもっとやれたはず"
デビュー前は未来のG1馬だと信じて疑わなかった馬が、ボタンの掛け違いのようなちょっとしたキッカケ一つで本来のパフォーマンスを発揮出来ずに馬群に沈んでいく姿を見るのは本当に辛いです。
現地でレース後、ゼッケンを外されて厩舎地区へと帰っていく愛馬の後ろ姿を見て、これで見納めなのかと思うと、本当に涙が出ます。
割とメンタルは強い方なんですが、先週は立て続けに愛馬が負け続けたこともあって、ちょっと傷心気味です。
今週こそ、ラストチャンスをものにしてくれる馬がいることを信じて。