エンプレスペイ勝利!初めての口取り!
皆さま、ご無沙汰しています。
ブログの更新はまったく行なっていませんでしたが、一口馬主ライフは変わらず続けています。•••いや、やっぱり変わってますね。前より一層、一口馬主沼にハマっているような気がします(笑)
さて、6月に入って函館開催が始まりまして、札幌在住の私にとっては、ようやく口取りの権利を比較的楽に行使できるようになりました。
土曜日の早朝から車を走らせて数時間、函館で出走する馬がいれば全て応募し、例え人気薄の馬が一頭しか走らないとしても、その勇姿を目に焼き付けるべく正装で馳せ参じていました。
ですが、開幕週から最終週の前の週まで、期待のできる馬が数多くいたのにもかかわらず、一度も出資馬がゴール板を先頭で駆け抜けることはありませんでした。
ご覧の通り、最終週を残して、12回のチャンスで勝ちはゼロ、掲示板もたったの1回と目も当てられない状況です。
そして最終週。デビュー戦のベランジェールは口取りが当選せず、エンプレスペイの口取り権利のみ当選して函館競馬場に参戦。今年の函館での口取りラストチャンスを、今年の函館開幕週で悔しい想いをしたエンプレスペイに託すことになりました。
第6レースのパドック終了と同時にパドックに待機。今か今かとペイペイちゃんの到来を待っていたんですか、いざ訪れたペイペイちゃんの馬体とスクリーンに表示された『-12キロ』の表示に愕然としてしまいました。
•••細い、細すぎる!
前走の体重増を成長分と考えていたので、まさかデビュー時よりも細い、•••というか、これまでで一番体重が軽い状態で出走するとは思ってもいませんでした。
馬体重も心配でしたし、終始チャカチャカしている姿も、かなりの量の汗をかいているというのも心配で、正直なところ勝ちを意識するというよりは、まずは無事に走り切ってほしい。無理をしないでほしいという気持ちが強かったです。実際、パドックでの周回が始まった頃は7〜8倍だった単勝が最終的には19倍もついたんですから、パドックの様子を見て馬券の買い目から外された方も多かったんだろうと思います。
で、いざレースですよ。
もちろん僅かな希望を胸に、口取りの集合場所へすぐ迎えるような場所で観戦です。ファンファーレが鳴ると同時に手を合わせてお祈りし、ゲートが開く瞬間を待ちました。出来れば揉まれない競馬をしてほしいと思っていたので、スタートが鍵かなと思っていました。
バン‼️とゲートが開いてすぐに、エンプレスペイが良いスタートをきったのが分かりました。あとは揉まれなければ•••と思っていたので、ハナをきるペイペイちゃんに競りかける馬がいないか、また道中は捲ってくる馬が現れないか、終始、他の馬の動向が気になっていました。
そして先頭を保ったまま最終コーナーを迎え、エンプレスペイより先に後続の馬の手綱が動き始めた時に、勝ちを意識して全身に鳥肌が立ったのを今でも覚えています。
結果は1着。
私の目には満身創痍に映ったエンプレスペイでしたが、実際は名前の由来にもある、まさに"女帝''のような堂々たる走りでゴール板を見事先頭で駆け抜けてくれました。
で、ですよ。
感動で涙が出そうになるなかで、口取りの集合場所へ向かいます。果たして周りには私はどう映っていたんでしょうね。瞳に涙を浮かべ、ただ口元は綻んで、焦った様子で大きな体を揺らして早歩き。事情の知らない人からすれば確実に"変な人"に見えたと思います(笑)
集合場所に到着すると、既に数人の出資者の方が集まっていて、私が出資者であることを告げると、
にっこり笑顔のグータッチ‼️
SNS上でいう『おたおめ』の瞬間ですかね。本当に嬉しかったです。
口取り参加者は6人で、道内5人道外1人という感じで、中にはエンプレスペイの1勝目の口取りにも参加されていた方がいらっしゃいました。
興奮冷めやらぬ中で、愛馬を讃える声、愛馬を労う声、安堵の声が飛び交う空間は何にも変え難い特別感がありました。
程なくして、クラブの代表の方がやってきて通行証が配布され、人混みをかけ分けてウイナーズサークルへ。エンプレスペイとその関係者の方々との写真撮影はあっという間に終わりましたが、とても心地の良い素晴らしい経験となりました。
そして鮫島騎手のサイン入りゼッケンとの写真撮影会。出資者同士で写真と撮ったり撮ってもらったり、物凄く平和で優しい世界でしたね。私もしっかりと写真を撮っていただきました。
最後にエンプレスペイの次走について、札幌で使えたらとのことだったので、
「「「「「「札幌でまた会いましょう‼️」」」」」」
こうしてエンプレスペイの口取りは幕を閉じました。
地方の門別競馬場で口取りをしたことはあったものの、JRAのレースで口取りを行うのは今回が初めてでした。門別競馬場とは規模も人の数も違うので、気持ちとしては"初体験"という感じでした。終始ソワソワして、物凄く汗をかいて••••••と、パドックのエンプレスペイのような状態で、違うのはエンプレスペイが究極の仕上げなら私は太め残りだったという点ぐらいですかね。何が言いたいかというと、とにかく最高だったということです。
毎年函館開催を楽しみにしているとはいえ、毎週函館に参戦したのは今回が初めてでした。そして最後の最後に、念願叶ってJRAでの口取りを経験出来て、本当に夢のようでした。
エンプレスペイもといペイペイちゃん、そして関係者の方々、また一緒に口取りに参加していた出資者の方々、とても良い思い出になりました。本当にありがとうございました。